ガニ股歩きから徐々に普段の歩行へ移行し、リハビリ運動実施

再診(歩行ギプス除去)以降の 注意点 や リハビリ運動、運動復帰までの流れをご紹介します。

 

再診(ギプス除去)以降の注意点

  • 再断裂に注意
    アキレス腱が完全に癒合するのに3か月を要します。除去後3か月は再断裂の危険がありますので、ギプス除去後2ヶ月はアキレス腱のストレッチ、ジョギングなどは禁止です。また、つま先に荷重をかけたり、アキレス腱が引っ張るような姿勢を取ることも再断裂の原因につながります。再断裂した場合は再度同様の治療が必要となりますのでお気をつけください。
  • 歩行の仕方
    ギプス固定期間中と同様の「がに股歩き」を引き続き1週間〜2週間行います。その後、徐々に歩行の仕方をガニ股歩きから普通の歩行の仕方に戻していきます。正常歩行でも、ふくらはぎ、アキレス腱部に引っ張り感が無い様に歩いてください。引っ張り感があるとアキレス腱の炎症を起こし太くなったり、再断裂する危険があります。
  • むくみの予防
    ふくらはぎ(下腿三頭筋)にむくみがあると筋肉の弾力が無くなり、アキレス腱を引っ張る力が強くなるので、再断裂の危険が高まります。また歩行ギプス除去あとは足がむくむ傾向にあります。足の挙上を、可能な限り高く頻繁に永く行ってください。軽い圧迫力(20hPa)のあるサポーターやハイソックスもむくみ予防に効果があります。強い圧迫力のものは禁止です。ソックスを脱いだ時に横皺(しわ)がつくようだと圧迫が強くむくんでいる証拠です。圧迫包帯(ベルクロ)を足首の部分だけ巻いていただいても構いません。
  • 入浴・シャワー
    歩行ギプス除去後は入浴、シャワーが可能になります。しかし、除去後すぐにいきなりゴシゴシ強く洗うと皮膚が炎症したり、アキレス腱部分を強くこすったりストレッチをするのは禁止です。優しく撫でるように洗ってください。またお風呂の中で滑ったりしない様に十分気をつけて入浴してください。

 

アフターサポート/再断裂治療

  • アフターサポート
    ギプス徐々後にも何かご質問やご相談がありましたらいつでもメールにご連絡ください。症状や歩行の仕方など直接先生にご相談されたい場合は、治療院にお越しいただくことも可能です。アフターサポートは、一回30分で5,000円で受付可能です。こちらも完全事前予約制なのでメールか電話で事前にご連絡ください。

 

  • 再断裂した場合の治療
    再断裂をした(もしくは可能性がある)場合は、すぐに当院にご連絡ください。症状や状況をお伺いし、再断裂か否かの判断をさせていただきます。再度、歩行療法治療をご選択いただけましたら、同様に事前予約をし来院いただきます。再断裂の治療費用は、合計60,000円(初診 50,000円・再診 10,000円)となります。通常料金の80,000円から-20,000円の割引となります。治療の流れは当初と同じく1ヶ月の歩行ギプス固定をします。再断裂の可能性があり、診察に来られてみた結果再断裂でない場合は、通常のアフターサポート料(一回30分5,000円)をお支払しお帰りいただきます。

 

再診から1〜2週間後

  • ガニ股歩きから正常歩行へ移行
    引っ張り感がない状態で徐々に正常歩行に徐々に戻して行ってください。ふくらはぎ、アキレス腱部に引っ張り感が無い様に歩いてください。
  • ギプス除去後のリハビリ運動
  • 片足立ち訓練
    患肢で1分間片足で立ちます。ふらつく場合は机などにつかまって行ってください。1日3回ほど行ってください。簡単にできるなら目をつぶって行います。固定していたので足の運動、知覚、平衡神経機能が落ちているのを回復させます。
  • 浴中足首自動運動
    足首を前後に動かします。軽く行ってください。少しずつ動きが良くなります。
  • エアロバイク
    足の甲のを柔らかくします。ねじったり、縦アーチ・横アーチをほぐしたりします。
  • 足指をほぐし
    曲げ伸ばしを手で行います。足の指の間に手の指を入れ足の指を開くようにします。
  • 足首自動ROM訓練
    少しずつ屈伸運動(体重をかけないで足先を前後に動かす運動)や内反・外反運動(足裏を内側に向けたり、外側に向ける運動)をします。

※注意:すべての運動や柔軟は頑張りすぎず、痛みを出さずにやさしく行うこと。少しずつ量を増やしてください。

再診から2ヶ月後

  • 両足でカーフレイズ(背伸び運動)
    カーフレイズは下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)のもっともオーソドックスな筋力トレーニング方法で、背伸びをするだけの手軽なものです。断裂部分に負荷をかけないよう、はじめは手すりに掴まって少し踵を上げるくらいで行います。徐々に片脚のカーフレイズを行うようにします。初めは両足で少し踵を上げておいて良いほうの足を浮かせて患肢に力がかかる様にして行います。少しずつ荷重して、手すりを頼らなくても出来るようにするのが望ましいです。
  • 軽いジョギングや運動を開始
    徐々に軽いジョギングや運動、ストレッチを開始。運動後はアイシング0℃で20分間冷やします。過剰な運動は再断裂やアキレス腱炎の原因になりますので、いきなり無理をせず慎重に身体と相談しながらゆっくり始めてみてください。